今回は、初心者がイラストを上達させるために必要な5つの学習方法をご紹介します。
「何をしたらいいかわからない」「なかなか上達しない」という方は、ぜひ最後まで読んでみてください。これらの方法は、きっとあなたの画力をアップさせ、初心者を脱却するきっかけになるはずです。
- もっと上手くなりたい
- 効率的に上達する方法が知りたい
- 初心者を脱却したい
いきなりですがこちらをどうぞ。↓
これはどちらも僕が描いたイラストで、ビフォーアフターとして並べてます。多分、言葉で説明するより実際のイラスト見てもらったほうが分かりやすいと思ったので。
これまで僕自身も今からご紹介する練習方法を実践してきました。
描いている対象が違うので比較が難しいですが、自分でもしっかり上達してるなと実感してます。
しかもご紹介する方法は、簡単で誰でもすぐ実践できるものなので、ぜひ取り入れて一年後自分の過去のイラストと見比べてニヤニヤしましょう笑。
それでは本題に移りたいと思います!
基礎から学ぶ
複雑なデザインを描き始める前に、イラストの基本をしっかり理解しておくことが大切です。理由は、基礎が理解できていないと応用ができないからです。
複雑なものやより高度なものを描こうとすれば、応用しなければいけません。しかし基礎がわかっていないとそもそも応用できないため、「どう描けばいいかわからない」となってしまいます。
そこでまずオススメしたいやり方は、「イラストに必要なスキルをサブスキルに分解して捉えること」です。
- 線画
- 配色
- 構図
- レイアウト
- 形(シェイプ)
- 光と影
- アナトミー
- 遠近法
あくまで一例ですが、このようにイラストを描く上で必要なスキルを洗い出して、それらの基本を調べることから始めるとよいでしょう。
このように遠近法や物体を正確に描くための様々な方法、構図の原理などといった項目を学んでいき、これらの概念をより深く理解した上でイラストを描くことで、様々な応用が効くようになっていきます。
練習(実践)をする
スキルを向上させる最良の方法は、なんといっても「とにかく描くこと」ことです。当たり前の話で恐縮ですが、定期的に練習スケジュールを立て、現実的な上達の目標を設定することが大切です。
まずは、1日にどれくらいの時間をイラスト制作に充てたいかを計画し、それを守ることから始めましょう。毎週何枚のイラストを描くか目標を立て、ときには同じコンセプトを何度も練習するといったことも必要かと思います。
練習する上で注意しておきたいポイントは、「インプットとアウトプットのバランス」を整えること!
実は練習だけしていてもイラストはあまり上達しません。適宜オリジナルやファンアートなどといった作品制作を行っていくことが必要になります。
理由は、練習だけしていると覚えた気になるが、実際のところそれほど理解できていなかったり、実践でうまく使えなくて活かせなかった等の問題にぶち当たってしまうからです。
僕自身もよくこの状態に陥りました。「あれ、練習したはずなのになんか描けないぞ...」ってね。
こうならないためにも、しっかりと実践(アウトプット)を行い、ちゃんと理解度をチェックするとともに、「覚えたつもり」→「理解できた」に変えていきましょう!
こうしたサイクルを重ねるうちに、自分のスタイルが確立され、イラストのテクニックもより深く理解できるようになっていきます。
他のアーティスト作品を観察
他のアーティストの作品に触れることは、さまざまなテクニックを学び、自分のイラスト制作のためのアイデアを得るための素晴らしい方法の一つです。
アナログやデジタル問わず、様々なプロのアーティストの作品に触れてみてください。デザイン要素やカラーパレットに注目し、自分のイラストの出発点とするのも良いかもしれないですね。
また、ポップカルチャーや自然など、他のソースからインスピレーションを得ることもできます。
観察するためのポイント解説
しかし一方で、観察といってもどのようにイラストを見ればいいかわからないという方もいらっしゃると思います。そんな方に向けて、観察する上でいくつかポイントを挙げさせていただきますね。
- 感じたことを言語化する
- 何がそう感じさせるのかを考える
- どんな色が使われているかチェックする
- 構図やレイアウトといった画面構成を見る
言語化は物事を明確にする上で結構使えるテクニック。明確にすることで具体的にどうすれば良いのかを検討しやすくなります。
これは僕がよくやる観察のテクニックですね。
特に初心者の時ほど明確にしておくことが重要です。理由は、「どうしてそう感じるのかがわからないと自分も同じような表現をすることができないから」です。
もちろんなぜそう感じるのかを明確にするためには基礎的な知識が必要になってきます。例えば楽しいと感じるのはこの配色によるものだと理解するには、色に関する心理効果や情報が必要になりますよね?
これは配色を見るや構図やレイアウトと確認する場合もそうです。まずは簡単で良いのでそうした基礎知識を少しずつ学んでいくと良いかなと思います。
基礎がわかってくると、観察に磨きがかかります。なので基礎を学びつつ分析していくのが良いでしょう。
教材を使う
イラストの基本を学べる教材はいろいろとあります。書籍やチュートリアル、講座、動画などがあります。
体系化された書籍で学ぶと、具体的な道筋をたどって理解できるため、最も効果的な方法のひとつです。また、特定のデザインソフトウェアの使用方法を教えたり、特定のイラストレーションテクニックのヘルプを提供したりするチュートリアルをオンラインで探してみるというのもいい手だと思います。
あとはパルミーやcolosoといった動画教材やオンラインコースは、本を読んだりビデオを見たりするよりも構成がしっかりしているので、より深く学びたい場合に最適なオプションです。
・パルミー(Palmie)/イラスト・マンガの描き方が学べるオンライン教室
・coloso. -業界最高の専門家が教えるオンラインクラス.-
フィードバックを得る
アーティストとして上達するためには、他の人からのフィードバックが重要です。仲間に自分の作品を批評してもらい、建設的な批評をしてもらいましょう。
よくありがちで僕自身もすごく気にしていたことですが、失敗や助けを求めることを恐れない事が大事です。正直なフィードバックを受ければ受けるほど、あなたのイラストをより良くすることができます。
やはりフィードバックは大切ですよ。自分では気づいていなかった課題や問題にフォーカスしてくれたりするので。
- 思い込みやズレが修正できる
- 手っ取り早く課題に気づける
- 人に見せるという感覚が上達を後押しする
- 具体的な解決策ややるべきことが明確になる
ざっと上げるだけでもこれだけメリットがあります。正直やらなきゃ損だと思います。
おすすめ添削サービス
今では添削してくれるサービスや、無料で使えるコミュニティなどがあるのでぜひ使ってみると良いでしょう。
- 無料:pixiv(pixiv内にある添削グループを活用)
- 有料:《添削》でつながる個人レッスンマーケット-sessa-
僕自身が実際に使ってみたもので良かったものを挙げてみました。特にsessaは有料ですが、プロのアーティストさんに直接アドバイスしてもらえるので、かなり使えるサービスじゃないかと思います。
他にもラインのオープンチャットや、オンライン教室で有名なパルミーといったものもありますが、 やったことがないので、なんとも言えません。
パルミーとかはオススメと言っている方も多いようなので、もし気になる方は参考にしてみてはいかがでしょうか?
ぜひ恥ずかしがらず積極的にフィードバックを求め、受け取ったアドバイスを自分なりに咀嚼して理解し、行動する。その時間を確保することが大切です。
まとめ
イラストのスキルを向上させるには、練習、実践そしてそのための時間が必要です。さらには基本をしっかり理解し、新しい技術を習得するための情熱が大切です。
本、チュートリアル、オンラインコース、仲間からのフィードバックなどの様々な教材や学びを活用することは、より良いイラストを描く方法を学ぶ上で非常に役に立ちます。学習計画と少しの忍耐があれば、より高いレベルのイラストレーターになることも夢ではないと思います。
とはいえそう簡単ではないというのも事実ですが、適切な指導と継続があれば、乗り越えられる問題だと個人的には思っているので、
基本を理解し、読書や他の作家の作品を見る、フィードバックを受けるなど、さまざまな方法を活用して、少しずつ自分のペースでやっていくと良いかなと。
どんな人でも上記でお伝えした方法を続ければ、すぐに自分の作品が上達していくのがわかるはずです。