こちらの記事では背景を書くのが苦手という方に向けて、イラストの背景を簡単に鍛えられる「写真模写」というトレーニング法をお伝えしています。
- 背景を描くのが苦手
- 背景ってどんな練習をすればいいか分からない
- 忙しくてなかなか練習時間を確保することができない
背景を描くってなかなか大変ですよね?それに苦手意識を持つ方も多く、実際僕自身も背景を描くのは正直あまり得意ではありません。笑
しかし今回ご紹介するトレーニング方法は、パースやモノのサイズ感、明暗のコントロールといった背景を描く上で重要な知識を学ぶことが出来ます。しかもたった15分あれば行う事ができるので、忙しい方でもオススメです。
実はこちらの方法、大学の授業で背景グラフィッカーとして活躍されている吉田誠治先生に教わったものです。(こちらの記事の内容に関しては僕自身の見解も含みますので、全く同じものと言うわけではありません。ご了承下さい)
世の中には背景がないイラストも沢山ありますが、背景を加えることでよりイラストの魅力が伝わったり、キャラクターの特徴を強調したりと、背景はイラストのクオリティをさらに高めるためのツールともいえます。
もちろん、意図して背景を描かないイラストもあるので一概には言えませんが、世界観をより伝えるといった大事な役割も背景にはあります。ぜひスキマ時間にトレーニングを行うことができるこちらの方法を実践して、あなたのイラストをより魅力的にしていきませんか?
「写真模写」のやり方
- トレーニングの内容について解説
- 注意すべき点や、意識すべきポイントについて解説
モノクロ写真を使う
最初のうちは色の情報まで含めてトライすると、情報が多すぎて混乱しやすいのでなるべく情報量を減らし練習するようにしましょう!
その方が意識すべきポイントに集中しやすくなるのでオススメです。
グリッドを引く
このグリッドを引く理由は、長さや角度、方向 大きさや比率を確認するため。
これがあると、どこがおかしいか明確にできる。どこに違和感があるのかを明確にすることが練習において重要です。これを繰り返すことで課題が修正され上達していきます。
小さいサイズで描く
他の理由として、修正しやすくなったり、質より量でどんどん描けるようになります。この質より量がポイントで、初心者のうちはどんどんトライアンドエラーを繰り返したほうが上達が早くなります。
筆者による見本
室内:一点透視図法
室内:一点透視図法②
室内:2点透視図法
野外:自然の風景
野外:自然の風景②
するとより説得力のある背景が描けるようになっていきます。
結論:たった15分でも背景を描く力は鍛えられる!
- 写真をモノクロにしたりグリットを引くことで、より効果的に背景の描き方を学ぶことができる。
- グリッドを引くことで長さや角度方向大きさなどが分かりやすくなり、どこに違和感があるのかを明確にしやすい!
- 小さく描くことで描くハードルを下げ、どんどんトライアンドエラーできるようになる!
- 明暗を意識しながら描くことで奥行きはもとより見やすい画面構成を作ることができる!
今回ご紹介する内容は継続し取り組むことが重要です。しかし、15分程度の短い時間でも出来ますので、すきま時間などを使ってぜひチャレンジしてみて下さい。
時間に余裕がある方はじっくりやってみるのもオススメです。
こうした練習成果や日々のいらすとに関する情報はTwitter【@washowarida】の方でも発信しています。もしよければそちらもチェックしてみてください!
こちらの記事をお読みいただきありがとうございました。