[ジェスチャードローイング]簡単な図形で描ける、ビッグシェイプのやり方とは!?

ジェスチャードローイングのやり方[ビッグシェイプ]

本ページはプロモーションを含みます。

この記事ではジェスチャードローイングのやり方、今回はビッグシェイプについてお話ししたいと思います。

こんな方にオススメ
  • 単純化する目を養いたい
  • 感じた印象をより伝えたい
  • ジェスチャードローイングをもっと楽しみたい

ビッグシェイプとは丸や三角・四角といった単純なシェイプを用いて、その人物やキャラクターがとっているポーズを表現するというものです。

ドローイングやクロッキーを描く際、「描いててみたけど何か違う、、、」「ディティールにばかり目がいって上手く描けない」といった経験はないでしょうか?

僕自身ディティールにばかり目がいってしまい、ドローイングが固くなってしまったり、短時間で描くということが苦手でした。

しかし今回ご紹介するビッグシェイプを実践することで、単純化への意識自分が感じたことに対して素直に表現できるようになり、気持ちよく伸びやかにドローイングできるようになってきました。

特に単純化するという考え方は他のイラスト制作においても非常に重要なポイントなので、この記事でご紹介する練習方法を是非実践し、活用してみてください。

通っている大学の講師をされている砂糖ふくろうさん

ちなみにこちらの練習方法は京都芸術大学の講師でもある佐藤ふくろうさんというアーティストの方から教わりました 。現役のプロの方も実践している方法を取り入れて、イラストやドローイングをさらにブラッシュアップしていきましょう!

目次

ジェスチャードローイングとは?

ジェスチャードローイングとは簡単に言うと、

感じた印象をドローイングに描き留める、言わば「アイデアスケッチ」です。

短時間で描くのが特徴で、ドローイングやクロッキーが苦手な方でも手軽にドローイングを楽しめるとして注目されています。

もっと詳しく知りたい方は、こちらの記事まで💡

ビックシェイプから受ける印象

ではまず丸や三角・四角という簡単な形から、僕たちがどんな印象を受けるのかについてお話ししたいと思います。こちらを理解することで、感じた印象に近いシェイプを選びやすくなります。

◯の印象
  • 柔らかい
  • 女性的
  • 安心安全
  • 友好的
  • 親和性
△の印象
  • 鋭い
  • アグレッシブ
  • 攻撃的
  • シャープ
  • 男性的
□の印象
  • 安定感
  • 土台
  • 重そう
  • 男性的

上記はあくまで一例で感じ方には個人差があると思いますが、形によって受ける印象がこんなにも違うということがお分かりかと思います。

実際にこのようなシェイプは様々なものに応用されており、例えばドラえもんやアンパンマンといったキャラクターは基本的に丸い形をしています。あれは偶然ではなく、友好的や親近感・安心安全といった、そのキャラクター性をより伝えるためにあえてそうしているわけです。

このように普段我々が何気なく見ているものにも、こうした単純化されたシェイプが使われています。なので今回ご紹介する方法を実践し、単純な形に置き換えられるようになることで、キャラクターデザインやその他のデザインをする際にも大きく役に立つと僕は思います。

人は何かを見たときにまず目に飛び込んでくるのは、ディティールの部分ではなくシルエットの形です。 つまり最初にその大きな形の印象が先に伝わり、後からディティールに目が行くという感じです。 なので大枠であるシェイプの形というものを、しっかり意図した形として伝えることでより伝わるドローイングやイラストになってきます。

※ちなみにディズニーやピクサーでは、これらのシェイプを使いキャラクターデザインを行っているそうです。

また同じようなものに、「ラインオブアクション」というものがあります。こちらも一本のラインで自分が感じた印象を表現していくわけですが、考え方としては同じです。これら組み合わせたり、どちらか自分にとってやりやすい方でトライして見て下さい。

ビッグシェイプ・練習方法

では本題に移りましょう。こちらでは実際のトレーニング方法をご紹介していきます。

内容
  • 〜の印象を与えるにはどんな形を描けば良いのかを考える(〜には自分が感じた印象が入る )
  • とにかくシェイプをたくさん描いていき、それぞれどんな印象を感じるのかをメモしていく
STEP
ポーズを見る(30秒ドローイング)

リファレンスサイトはこちら:じぇすどろパーティ

STEP
それを見て感じたことを単純な形で表現してみる

丸や三角・四角だけでなく組み合わせたり、ジグザグにしてみたりと「感じた印象」に近い形はなにかを考える。

STEP
ラインクオリティを考える

これは線の強弱や太さ細さを考えるという意味です。例えば左側のぐっと力が入っている所を太く濃く書いて、反対側の脱力している所は柔らかく細い線で描くみたいなイメージ。

たったこれだけです!

〜の部分は、例えば安定感がある不安定だ怒っている楽しそうなど、自分がその時感じたモノが入ります。難しく考えず、単純に「なんか柔らかそうだから○かなぁ」くらいで大丈夫です。

それを短い時間(30秒)くらいでどんどん数をこなしていき後で振り返って、描いた形が自分が感じた印象と合っているかどうかを確認していきます。

ジェスチャードローイング作例

上記のように、きれいな丸や三角といった形だけではなく、自分の印象に合うように形を変えたりしてシェイプで遊んでみると良いかもしれません。(全体的には丸っぽいけど、上の方は少し先が尖ってるなど)

振り返りの際に「なんかちょっと違うなあ」と感じたら、どんな形にすれば自分が感じた印象に近づけるのか、逆に「じゃあこの描いたシェイプってどんな印象を受けるかな?」と考えてみたり、それらをメモしておくと良いと思います。

※振り返りの際は描いたドローイングを否定するのではなく、あくまで参考にして次に活かす気持ちでやりましょう!

※後は普段から丸や三角を組み合わせてみたり、色々なシェイプを描いてみて自分がどう感じたかをメモしておくこともオススメです。

 

結論:ビッグシェイプでドローイングの印象をよりプッシュできる!

まとめ
  1. 人物やキャラクターを大きなシェイプで捉える
  2. 感じた印象をビッグシェイプに置き換える
  3. 繰り返し長期的に行っていくことで単純化する目が養われる

ビックシェイプで捉えることで、単純化する力が身に付き自分が感じた印象を伝えやすくなります。なぜなら単純化するとシンプルになり、より理解しやすくなるからです。

これはコミュニケーションと同じで、シンプルに要点だけを分かりやすく話すことで相手も理解しやすくなり納得してもらいやすくなる。

つまり、ジェスチャードローイングや他のイラスト制作においてこのビックシェイプで捉えたり、単純化していく作業は、なにかを伝える上ですごく重要なことだと僕は思います。

こちらの記事を最後までお読みいただきありがとうございました!他にもジェスチャードローイングに関する記事を書いてますので、よろしければそちらもどうぞ。

ジェスチャードローイングのやり方[ビッグシェイプ]

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