こちらは、ジェスドロのやり方、コツについての記事です!
ジェスドロを語る上で欠かせない、「ラインオブアクション」についてお話ししたいと思います。
今回お話しする「ラインオブアクション」というものは、まさしく感情を表現するための言わば道しるべというべき、
ジェスチャードローイングには欠かせない考え方なんです!
ラインオブアクションとは
「ラインオブアクション」とは自分が感じた印象を線で表現する行為つまり、
「このポーズのひねりがカッコイイな」とか、「グッと腕に力入っている」など
動作や状態を表すわけですが言い換えると、
体がしていることを描く。「ぐっと伸ばした足」「後ろに突き出したお尻」など、、、 どのようになっているのか感じたことを描く
例えばコミニケーションをするときに自分の思っていることや感情をしっかり言語化して表現できると、
しっかり相手にも伝わりますし自分も気持ちがいいですよね。
イラストも同じだと思います。表現方法は様々ですが、言葉の代わりに線や構図などを使って感情や意図を表現する。
「どうすれば相手に伝わるのか?」 そして「どうすれば感じたものを表現できるのか?」
たかが線、されど線。たった一本ですがそれだけシンプルで奥が深い。
それが「ラインオブアクション」なんです!
やり方や意識すべきことに関しては前回の記事「最初に知っておきたい、ジェスチャードローイングの考え方」にて紹介しておりますので
そちらをご覧ください。
ではさっそく、実例を通して具体的にどんなものかを見ていきましょう^_^
実際にやってみた
例えばこのポーズを見てどんな印象を抱き、そして一本描くとしたらあなたはどんな線を描きますか?
ちなみに僕はというと、
- 胴体から腰にかけてのカーブ
- 腰から足のひねり
がセクシーな印象だったのでそこに注目しました!
ポイント
- 短時間で行う
- 無闇に線を描かない
- 感じたものを線で捉える
ジェスチャードローイングは短時間で行うドローイングで、60秒や120秒など様々ありますが、
まず30秒から描き初め、そのポーズからどんな印象を感じるのかを考察しましょう。
描いた線がいまいち自分の印象と違っていれば描き直す。それを繰り返していきます。
そうやって自分の見解を深めていきます。
最初のうちは自分の思った通りに描けず歯痒い思いになるかと思いますが、
徐々にこれだ!と思う線が描けるようになっていきます。
その時の自分の印象とピタリと合う感覚は快感なのでぜひ味わっていただきたいですね(^ ^)
このときディティールなど細かい部分に目が行きがちになりますが、あくまで自分がポーズを見て得たアイデアに集中しましょう。ここではアナトミーなど省略する勇気を持つことが大切です!
まとめ
「感じたことを線で表現する」これがラインオブアクションです。
アートとは自分が感じたことをどうやって描き表していくのかを追求していく行為そのものだと僕は考えます。
つまりこのラインオブアクションはアートの本質というべき「感じたことを伝える」という
当たり前のことを理解できる、素晴らしい練習法だと言えます。
これを日々の練習に取り入れることで自分の感じたものにより敏感になり、
ゆくゆくは言葉のように線で何かを伝える、そんな力が身に付いてくんじゃないかなと。
参考になれば幸いです(^ ^)
実際に僕が描いて検証したシリーズもありますので、よかったら参考にしてみて下さい。