苦手を得意に!たった2つの「髪の描き方」のコツを[1カ月間実践]

髪の毛 描き方 練習のコツ

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ペリカンくん

こちらの記事は「髪の毛を描くのが苦手」「何か練習方法やコツはないの?」そういった疑問や悩みにお答えする記事となっています。

こんな方におすすめ
  • 髪の毛がうまく描けない
  • 効率的な練習方法が知りたい

皆さんは参考資料などをあまり見ずにイメージだけで描いていませんか?

実はイメージに頼って描いてしまうと、思い込みや記憶のズレによって「なんか変だな」と違和感に感じてしまうことがあります。

これはいわゆる「手グセ」というものですね。

プロの場合は参考資料をよく観察し何度も描くことで思い込みやズレが修正されているため、手グセでも問題ないのですが、まだ経験が浅い人や描き慣れていない人がイメージのままで描いてしまうと、いつまで経っても上達しないといった問題にぶち当たってしまいます。

そこで今回私が提案する練習方法は、まず参考資料を観察しある程度覚えたら、それを見ずに思い出しながら描く。次に実際に参考資料をよく見ながら模写をしていく練習方法です。

要するにまず自分のイメージや思い込みを明確にし、模写を通してその感覚のズレを修正していく。というものです。

この自分のイメージのズレを修正することが大事なんです!なぜならその思い込みやズレを修正することで、飛躍的に絵が上達するからです。

この「思い出す」という行為が重要で、アクティブラーニングと言い、思い出そうと能動的に思考することで記憶の定着率が上がります。またそれをたくさん繰り返すことでさらに忘れにくくなります。

キャラクターを描く上で髪の毛の表現は避けては通れませんし、髪の毛がうまく描けるとキャラクターの魅力もぐんと上がりますよね

実際にこの練習方法を一か月間取り入れたところ、今まで髪の毛を描くのが苦手だったのですが、練習後にはかなり苦手意識が克服され、むしろ僕自身髪を描くのが好きになりました。

もし髪の毛を描くのが苦手だなとか億劫だなと感じている方がいらっしゃれば、こちらの練習方法を試してみてはいかがでしょうか?

今はうまく描けなくても、少しずつ練習していくことで、きっと上手く描けるようになるはず!

※上記の考えはあくまで個人的な見解です。

今回参考にさせていただいた書籍はこちら

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目次

練習方法

  1. 参考資料をちらっと見てどんな髪型かを確認する
  2. 何も見ないでさっき見た情報を頼りにイメージだけで描く
  3. 参考資料を見ながらもう一度描く(今度は模写)
  4. イメージで描いたものと模写したものを比較する

重要な2つのコツ

①まずどんな髪型だったかを思い出しながら描くことで視覚情報の記憶力を上げる

②最後に模写と比較することでどこがどう違うのか、イメージとのズレを明確にする

※思い出すという行為は「想起」といって学習において重要な要素とされています。例えばクイズやテストなども「あれなんだっけ?」と考えながら解きますよね。思い出そうとすることでこれは大事な情報なんだと脳が認識する。だから記憶の定着率が上がるわけです。

※また「どこがどう違うのか」という部分を明確にしないと、漠然と練習することになり非効率的な練習になりがちです。なので比較し問題点を見つけることが効率よく上手くなるためのポイントと言えます。

実例

キャットくん

やり方はなんとなく分かったけど、実際にどうやってやるのか見本が欲しい、、、

という方もいらっしゃると思うので、僕が実際にやった画像を載せていきたいと思います。

ぜひこちらも参考にして見てください。

ちなみにそれぞれの髪型を、正面・横・後ろで描いています。

※3つの角度で描いている理由は、その髪型を立体的に捉えられるようにするためです。

ロングヘア

正面
横向き
後ろ

※1回目なので最初髪の色塗っていませんw

違いがあったポイント

  • 髪のボリューム
  • 毛束の線
  • 頭頂部のシェイプ

トップの髪の毛のボリュームがあり過ぎる

もう少し直線を使ってもいいかもしれない

後ろ髪のシェイプはストンとおとした方が綺麗に見える

ショートヘア

正面
横向き
後ろ

イメージと模写では結構違いがあるのがわかると思います。

違いがあったポイント

  • 分け目の位置(つむじなど)
  • 後ろ髪の長さ
  • 耳のかかり方

なんとなくイメージの方はもっさりしていて重たく感じる

毛先は耳元に向かってやや上向きになっている

後ろ髪の際毛先に向かって内側に少しカーブしている

セミロングパーマ

正面
横向き
後ろ

パーマの難しさは毛先に向かってカールする毛束の表現です。

違いがあったポイント

  • トップの分け目
  • 毛先の方向(毛の流れ)
  • 毛先の解像度(細かさ)

トップのボリューム感がわかってきた

毛の流れをもっと意識できると良いと感じた

イメージではリボンのように裏表を意識できていますが、毛の重なりなど奥行きが表現できていない

ワンレン

正面
横向き
後ろ

違いがあったポイント

  • 髪の毛の硬さ
  • 髪の立体感
  • 毛の流れ

つむじの位置や髪の流れは資料とそこまで違いはない

髪の毛のボリュームもほぼ合っている

少し髪の毛が硬い、おそらく原因はラインコントロール

ショートパーマ

正面
横向き
後ろ

違いがあったポイント

  • ボリューム感
  • サイドの跳ね方
  • レイヤー(重ね方)

以前と比べ髪の毛の重なりが意識できるようになっている

シェイプに関しても大きな狂いは無くなってきた

パーマの立体的な重なりが描けていない

イメージではボリュームが少し足りない印象

ツーブロック

正面
横向き
後ろ

違いがあったポイント

  • つむじの位置
  • 襟足の描き方
  • 髪の立体感

トップのボリューム感やシェイプはほぼズレがない

刈り上げの部分も大きな違いなない

髪の毛のレイヤー(重なり)が弱い

どこに向かって流れているのかの意識が足りない

天然パーマ

正面
横向き
後ろ

違いがあったポイント

  • 前髪の流れ
  • 髪の立体感(重なり)
  • 襟足の描き方

まとまりのある髪が描けるようになってきた

髪型のバランスが良くなった

毛束の表現が少し乏しいと感じる

後毛やつむじからの流れなどもっと意識すべき点がある

※枚数が多いため、1か月分のうち抜粋して掲載しております

注意点

※比較する際感情ではなく事実にフォーカスすること! つまり、「なんでもっとうまく描けないんだろう」等の感情ではなく、「どこがどのように違うのか」と言う事実の部分に着目してください。

結論:思い込みとズレを修正することで確実に上手くなる!

1ヶ月間やってみた結果、

  1. 自分のイメージのズレを修正できたおかげか、野暮ったい感じが改善した
  2. 髪の毛の解像度が上がった
  3. 今まで描いたことが無い髪型でもある程度予測できるようになった

上記のコツを意識したことで何に活かされたのか

①自分の作品を描く際に、ある程度イメージでこんな感じになるんじゃないかなと予測できるようになった!

②ラフでざっとイメージで描いても、違和感が少なくなった!

つまり、①は髪の毛に対する情報量がアップし、その情報から推測できるようになったということだと思います。これは思い出しながら描くが効いているのではと感じた。

②に関しては思い込みや実際のズレを明確にして修正したことで、違和感が減ったんだと思います。

イメージで描いて後で見直すことでどこかどう違うのかを明確にする

これは他のトレーニングにも応用できる考え方だと僕は思うので、他のトレーニングでも実践していこうと思っています。

皆さんももし苦手なものがあった場合ぜひ試してみてください。

最後までお読みいただきありがとうございました! 関連記事としてジェスドロなど様々なことにチャレンジした記事もありますので、よろしければそちらも見てみてください。

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