こちらは、ジェスチャードローイングを実際に1000体行い、どこまで上手くなったのか?を記録した、やってみた系の記事となっております!
- 何体描いてもなかなか上手くならない
- そもそもジェスチャードローイングって本当に効果あるの?
そうした悩みや疑問に対して今回ジェスチャードローイングを1000体行い、検証して見ることにしました。
実は僕自身もなかなか描いても上手くならないなと苦労していて、 本当に効果があるのかと疑問にも思っていました。 しかし1000体のドローイングを行ってみて、結論を言うと効果はありました。
この検証を行うにあたって僕は二つのことを意識したんですが、それは
- 適当にラインオブアクションを描かないこと
- 自分の感じた印象に素直になること
たったこれだけです。理由はジェスチャードローイングとは「感じたことを表現する」ドローイングだからです。
つまりそれを無視して形にばかりこだわって描いてしまうと、いつまでたってもジェスチャードローイングは上手くなりません。
もちろん個人的な見解ではありますが、前回「ジェスチャードローイングを100日間行った場合どれだけ上手くなるのか」を検証し、ある程度成果が出ましたし、今回1000体を実際にやって見て実感したことなので、少しは参考になるのではないかと思います。
トレーニング内容
一度初心に戻り、自分の感じたことに集中できるように佐藤ふくろうさんというアーティストの方が実践している、
「ラインオブアクションと頭・胸・腰を単純化したものだけを用いたシンプルなドローイング」
こちらを実践してみました!
・シンプルなラインと、簡単なシェイプ(形)だけでドローイングしていく
シンプルにすることで、ジェスチャドローイングの要であるラインオブアクションを鍛えられます。まずここを徹底的に鍛えようと考えたからです。
ラインオブアクションについては、以前にそれについて記事を書きましたのでそちらも併せてお読みください。
本題ではそれぞれ200体ずつ、意識したことやポイントなどを踏まえて掲載しております。それでは参りましょう!
1〜200体目
この頃はドローイングに慣れていないせいか40体ほど、一気にやると頭がすごく疲れたような感覚があった。と言う事はしっかり頭を使ってドローイングができたということかもしれない。
振り返り
意識した点💡
- ラインオブアクション
- 胸郭・骨盤・頭部の位置
気をつけるべきポイント
シルエットや形にとらわれないようにあくまで印象を重視して行う!
201〜400体目
この時1日100体ずつ位のペースで行っていた。簡単なドローイングだから大丈夫と思っていたが結構しんどい。シンプルなドローイングなのでそんなに疲れないだろうと思っていたので意外だった。ってことはちゃんとトレーニングになっているのかなとも感じる。
振り返り
意識した点
- 考えすぎないようにする
- 気持ちの良い線に集中する
気をつけるべきポイント
感じたことや印象そっちのけで、形を追ってしまわないように注意!
401〜600体目
不思議なもので1日100体ずつ描いていると当初は終わった後の疲労感が強かったのが、徐々に慣れてきたのか疲れにくくなってきた。
振り返り
意識した点
- 頭と胸と腰のバランス
- 引き続き考えすぎないように
気をつけるべきポイント
焦ってラインを描こうとしない!30秒といえど落ち着いて何かを感じるまで待つ!
601〜800体目
ずいぶん描くことにも慣れてきたように感じる。気がついたこととしてモデルのポーズを見たときになんとなく直線的な部分と曲線的な部分の見分けがぱっと見でわかるようになってきた。
振り返り
意識した点
- 身体のバランス
- 奥行きや立体感
気をつけるべきポイント
この辺りからおそらくモチベーションが下がり気味になるので、一気に描こうとせず自分ができる範囲で一日数体でもいいから継続するように心がける!
801〜1000体目
ようやく目標のゴールが見えてきて、少し安堵している感じもある。言葉で表現するのが難しいですが、ポーズを見ているとバランスや重力感それにモデルの特徴をどのように表せば良いのか、見当がつくようになってきたと感じる。
振り返り
意識した点
- 初心を忘れない
- 全体を見る
- 雰囲気を確認
最後に、ワンポイントアドバイス!
余裕があれば、頭部・胸・骨盤の関係を意識しつつ接地面や重心がどこか?など意識できるといいかも。
まとめ:「感じたこと」を意識しながら行うことで上達する!
もともとシンプルなラインとシェイプで描かれているため、そこまではっきりとした見た目の変化はありませんが、僕なりに確実に変わったなと感じる点をまとめると、
- これだ!と思えるドローイングが描ける確率が上がった
- ドローイングを描くスピードが上がった
- 体のバランスやどこに重心がどこかなど感覚的にわかるようになってきた
特にひとつ目のラインオブアクションの精度が上がったと実感できたことが、やってよかったなと感じる要因でした。
でも当然ながら1000体はまだまだ通過点で、ここからさらに上手くなるにはもっと描く必要があると思います。
あとは補足として、少しずつやるべきことを段階的に増やしていくと良いと思います。ラインオブアクション→胸郭と骨盤の位置→接地面や重力、、、といった具合に。
上記の成果はあくまで個人的なものです。結果を保証するものではないのでそこはご理解ください。
とはいえ、1人で黙々とやるのは根気がいることなので、皆さんもこちらの記事を読んでやる気になってくれたら幸いです!!まずはいっぺんにやろうとしないで出来ることから気長にやっていきましょう!
一応僕が参考にしている書籍を紹介した記事も貼っておきますね。参考にどうぞ!
記事を最後までお読みいただきありがとうございます!
下記には関連記事として、他のチャレンジ企画の記事も掲載してますのでよかったら見てみて下さい(^ ^)