こちらの記事ではより魅力的なイラストを描く上で重要な、キャラクターを立体的に描けるようになるトレーニング方法をご紹介しています。
- キャラクターを立体的に捉えるのが苦手
- キャラクターが平面的になってしまう
- 神絵師のような魅力的なキャラクターが描きたい
いきなりですが、皆さんは平面的なキャラクターと立体的なキャラクター、どちらが感情移入しやすいですか?
おそらく多くの方が後者の立体的なキャラクターと答えると思います。それは現実の世界が3D、つまり立体であるため、平面よりも親近感がわきやすく感情移入しやすいのが理由です。
もちろん平面的なイラストが良くないと言っているわけではありませんが、よりキャラクターを身近に感じてもらいたいと言う場合には、立体的に描く方がよりその魅力を伝えやすくなります。(※補足:作品にはあえて平面的に見せるといった表現もあるため、一概に平面が悪いわけではない)
現に神絵師と呼ばれる人たちは3面、つまり立体を意識して描いています。
そのトレーニングを繰り返し行うことで、僕自身も立体的に捉えることが楽になり、難しい圧縮のあるポーズも描けるようになってきました!
僕もそうでしたが、初心者の方でもこうしたトレーニングを続けて行うことで、誰でも立体感のあるキャラクターが描けるようになると思います。ぜひこちらの方法を試して一緒にイラストうまくなりましょう!
それでは詳しくトレーニング方法、その手順からご紹介していきます。
立体感を鍛えるトレーニング方法
- 身体を簡略化してボックスで捉える
- 面ごとに色分けする
- アオリや俯瞰の角度でチャレンジする
なので今回アオリやフカンのアングルで行うことをお勧めしています。
練習する上で最適なサイト
今回はデッサンポーズというサイトのフィギュアを使って、トレーニングを行っていきたいと思います。
こちらのサイトの良いところは、デッサン人形を様々な角度で確認することが出来、さらに全体をボックスで捉えてくれている点です。
こうした練習にもってこいなので、もしよかったら参考にしてみてください。
トレーニング手順
全部で6つのステップに分けてそれぞれご紹介します。
まずポーズをすっぽり包むようにボックスを描く
色は好みの色で大丈夫です。どの面がどちらを向いているかを意識するために行います。※上面と下面は、俯瞰やアオリによって変わります。
胴体を先に簡略化した箱で描き、他のパーツとの関連性を見ていきます。
トレーニング結果
- 練習を行う前と後の比較
- 何を学べたか?を解説
- どんなメリットがあったのか?を解説
トレーニング、前と後の立体感の違いをイラストで比較!
ビフォーが約一年前に描いたものです。アフターが最近大学の課題で提出したイラストになります。同じキャラクターやアングルではないのですが、比較してみるとかなり立体感がアップしているのが分かると思います。
- 単純化することの大切さ
- 面を意識して描くことの重要性
- これらを捉えられるようになると、角度やアングルなど視点の位置がわかるようになる!
- 様々な物体を色んな角度でくるくる回転させながら描けるようになる!
今回俯瞰やアオリ、または圧縮のあるポーズを描くという課題を通して分かったことは、角度やアングルが変わっても単純化や面の意識によって随分描きやすくなったということです。もちろん上達した理由として、全てがこのトレーニングによる成果とは言い切れませんが、個人的な見解としてこの練習が大いに役に立った と考えています。
結論:魅力的なイラストを描く上で立体感は超大事!
- 身体や身体のパーツをボックスなどで捉えていくことで立体感を鍛えることができる!
- これらを捉えられるようになると、角度やアングルなど視点の位置がわかるようになる!
- 様々な物体を色んな角度でくるくる回転させながら描けるようになる!
- 立体感を表現できるようになると、よりキャラクターが身近に感じ魅力的なキャラクターが描けるようになる!
今回ご紹介したトレーニングは、地道に継続していくことが重要です。最初のうちはなかなか簡略化できずに四苦八苦するかもしれませんが、繰り返し行なっていくことでボックスなど単純化して捉えられるようになっていきます。
僕自身も最初はうまくできませんでしたが、続けていくことで徐々に立体的にとらえられるようになってきました。
また、そうした練習経過など Twitter にて投稿しておりますので、 もしそちらも興味がありましたら Twitter のフォローよろしくお願いします。【@murase_tips】
最後までこちらの記事をお読みいただきありがとうございます!